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「特定技能」って何?外国人雇用と日本就労の基本を分かりやすく解説

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「特定技能」って何?外国人雇用と日本就労の基本を分かりやすく解説

「特定技能」って何?外国人雇用と日本就労の基本を分かりやすく解説

2025/04/29

「特定技能」という言葉を最近よく耳にするけれど、実際どんな制度なの?建設業、介護、農業、外食、宿泊…人手不足が深刻な日本の職場で、外国人材が活躍するための新しいビザについて、企業の採用担当者様、そして日本で働くことを目指す皆様に分かりやすく解説します!この記事を読めば、特定技能ビザの基本はもちろん、1号と2号の違い、企業が外国人材を受け入れる際の注意点、そして日本で働く外国人が知っておくべき生活情報まで、疑問がスッキリ解消します。

2. 特定技能ビザとは?

創設の背景:

日本の深刻な人手不足の現状に触れ、特定技能ビザがその解決策の一つとして創設された背景を説明します。具体的なデータや事例を交えると、読者の理解が深まります。

制度の目的: 特定産業分野における外国人材の受け入れを通じて、経済社会の活性化を図るという制度の目的を明確に述べます。

定義:

特定の産業分野で、一定の技能を持つ外国人が就労するための在留資格であることを簡潔に説明します。

対象となる12の産業分野:

介護、建設、農業、漁業、飲食料品製造業、外食業、宿泊業、自動車整備業、航空業、素形材産業、産業機械製造業、電気・電子情報関連産業

 

3. 【重要】技能実習制度との違いを徹底比較

特定技能ビザについて理解を深める上で、従来の「技能実習制度」との違いを把握することは非常に重要です。どちらも外国人材が日本で働くための制度ですが、その目的や仕組みには大きな違いがあります。

 

 

項目       技能実習制度        特定技能ビザ     
制度の目的 開発途上国への技能・技術・知識の移転による国際協力 日本国内の人手不足の解消、経済社会の活性化
在留資格の性質 「技能実習」という独立した在留資格 就労を目的とした「特定技能」という在留資格
就労の目的 技能の習得・修得が中心。単純労働は原則として認められない 一定の技能を活かして日本で働くことが目的
技能水準 段階的な技能習得を前提 試験等により、一定の技能水準が求められる
日本語能力 入国時に一定の日本語能力が求められる場合があるが、特定技能ほど明確な基準はないことが多い 分野ごとに、日常生活や業務に必要な日本語能力が求められる(JLPT N4相当以上が目安)
賃金・労働条件 最低賃金法などが適用されるが、技能習得を目的とするため、特定技能と比較して低い場合がある 日本人と同等以上の賃金が保障される必要がある。労働基準法などの労働関係法令も同様に適用される
在留期間 最長5年(1号:1年、2号:2年、3号:2年) 特定技能1号:最長5年(更新不可)、特定技能2号:更新可能(事実上、長期滞在が可能)
転職の可否 原則として、同一職種・同一業務内での転籍は認められる場合があるが、安易な転職は不可 特定技能1号:同一の特定産業分野内であれば、一定の条件のもとで転職が可能
家族帯同 原則として不可 特定技能1号:原則として不可、特定技能2号:可能(配偶者、子)

 

技能実習制度は、あくまで技能の習得と開発途上国への技能移転を目的とした制度であるのに対し、特定技能ビザは、日本国内の人手不足を解消するために、即戦力となる外国人材を受け入れることを目的としています。

 

4. 特定技能で働くメリット

特定技能ビザを取得して日本で働くことは、外国人の方々にとって多くのメリットがあります。ここでは、主なメリットをいくつかご紹介します。

安定した雇用と収入:

技能実習とは異なり、特定技能ビザは日本での就労を目的とした在留資格です。そのため、原則として雇用期間の制限がなく(特定技能1号)、安定した収入を得ながら働くことができます。また、日本の労働法規が適用されるため、適切な賃金と労働条件が保障されます。

より良い労働条件:

特定技能ビザで働く場合、日本人の労働者と同等以上の賃金で雇用されることが求められます。また、労働時間や休日、安全衛生などについても、日本の労働基準法などの法律によって保護されます。

キャリアアップの可能性:

特定技能1号で一定の経験と技能を積むことで、より高度な技能が求められる特定技能2号への移行を目指すことができます。特定技能2号は在留期間の更新が可能となり、事実上、長期にわたって日本で働く道が開かれます。また、家族(配偶者、子)の帯同も可能になるため、より安定した生活を送ることができます。

日本の社会や文化に触れる機会: 日本で働くことは、日本の社会や文化、習慣に触れる貴重な機会となります。日本語能力の向上はもちろん、日本人との交流を通じて、新たな価値観や考え方を学ぶことができるでしょう。

スキルアップ:

日本の高度な技術や知識を習得することで、自身のスキルアップに繋がります。これは、将来的に母国でのキャリア形成にも役立つはずです。

生活の安定:

日本は治安が良く、生活環境も整っています。医療制度や社会保障制度も充実しており、安心して生活を送ることができます。

特定技能ビザは、日本で安定した生活を送りながら、自身のスキルアップやキャリアアップを目指したい外国人の方々にとって、魅力的な選択肢となるでしょう。

 

5. 特定技能人材を受け入れるメリット

人手不足が深刻化する現代の日本において、特定技能ビザを活用して外国人材を受け入れることは、多くの企業にとって重要な解決策となり得ます。ここでは、企業が特定技能人材を受け入れる主なメリットをご紹介します。

深刻な人手不足の解消:

少子高齢化が進む日本において、多くの産業で人手不足が深刻化しています。特定技能ビザを活用することで、必要な人材を確保し、事業の継続や成長を支えることができます。

多様な人材の活用による活性化:

外国人材は、異なる文化や価値観、発想を持っており、組織に新しい視点をもたらし、活性化に繋がる可能性があります。グローバルな視点を取り入れることで、新たなビジネスチャンスの創出も期待できます。

業務効率の改善と生産性向上:

真面目で勤勉な外国人材の活躍は、現場の士気を高め、業務効率の改善や生産性の向上に貢献する可能性があります。また、日本人従業員の負担軽減にも繋がり、より専門性の高い業務に集中できる環境を整えることができます。

国際競争力の強化:

グローバル化が進む現代において、外国人材の活用は企業の国際競争力を高める上で重要な要素となります。海外の市場や文化に関する知識を持つ人材は、海外展開やインバウンド対応など、多様な場面で活躍が期待できます。

企業の持続可能性への貢献: 人手不足による事業縮小や撤退のリスクを回避し、安定した事業運営を維持することができます。特定技能ビザは、中長期的な人材戦略の一環として有効な手段となります。

新たな企業文化の醸成: 多様なバックグラウンドを持つ人材との協働は、企業の文化を豊かにし、従業員の相互理解を深める良い機会となります。異文化理解が進むことで、より柔軟でオープンな組織風土を醸成することができます。

特定技能ビザを活用した外国人材の受け入れは、人手不足の解消だけでなく、企業の成長や国際競争力の強化、組織文化の多様化など、多岐にわたるメリットをもたらす可能性があります。

 

6. 特定技能ビザの種類:1号と2号の違いを徹底比較

特定技能ビザには、「1号」と「2号」の2種類があります。それぞれのビザは、在留期間、求められる技能水準、家族帯同の可否などに違いがあります。これらの違いを理解することは、外国人の方々が自身のキャリアプランを考える上でも、企業が適切な人材を受け入れる上でも非常に重要です。

特定技能1号:

特定技能1号は、相当程度の知識または経験を要する技能を持つ外国人を対象とした在留資格です。最長で通算5年の在留が可能ですが、在留期間の更新はできません。対象となる産業分野は、介護、建設、農業、漁業、飲食料品製造業、外食業、宿泊業、自動車整備業、航空業、素形材産業、産業機械製造業、電気・電子情報関連産業の12分野です。

特定技能1号で働くためには、各分野の技能評価試験と日本語能力試験(または日本語能力水準を測る試験)に合格する必要があります。家族の帯同は原則として認められていません。

特定技能2号:

特定技能2号は、熟練した技能を持つ外国人を対象とした在留資格です。特定技能1号よりも高い技能水準が求められ、試験に合格する必要があります。現在、特定技能2号の対象となっている分野は、建設、造船・舶用工業、自動車整備、航空、宿泊、農業など、一部の分野に限られています。今後、対象分野は拡大される可能性があります。

特定技能2号の大きな特徴は、在留期間の更新が可能であることです。これにより、事実上、長期にわたって日本で働くことが可能になります。また、配偶者と子供の家族帯同も認められます。これは、特定技能1号との大きな違いです。

どちらのビザを選ぶべきか?

どちらのビザが適切かは、個人の技能レベルやキャリアプラン、そして企業のニーズによって異なります。

外国人の方へ:

日本での就労経験が浅い方や、まずは一定期間働いてみたいという方には、特定技能1号が適しているかもしれません。その後、経験を積み、より高い技能を習得することで、特定技能2号へのステップアップを目指すことも可能です。

すでに高度な技能を持ち、長期的な日本での就労と家族との安定した生活を希望する方には、特定技能2号が適している可能性があります(対象分野に限られます)。

企業の方へ:

即戦力となる人材を一定期間確保したい場合には、特定技能1号が有効です。

長期的な視点で、熟練した技能を持つ人材を育成し、定着させたい場合には、特定技能2号の受け入れを検討する価値があります(対象分野に限られます)。

このように、特定技能1号と2号はそれぞれ異なる特徴を持っています。それぞれの違いを正しく理解し、自社のニーズや個人の状況に合わせて適切なビザを選択することが重要です。

 

 

今回のコラムでは、外国人材の雇用に関心をお持ちの企業の皆様、そして特定技能ビザでの日本での就労を目指す外国人の皆様に向けて、特定技能ビザの基本的な情報から、技能実習制度との違い、働くメリット、そして1号と2号の種類について解説しました。

特定技能ビザは、人手不足が深刻な日本の産業において、外国人材が即戦力として活躍するための重要な制度です。技能実習制度とは目的や仕組みが異なり、より就労に特化した在留資格であるという点を理解しておくことが大切です。

外国人の方にとっては、安定した雇用とより良い労働条件、そしてキャリアアップの機会を得られる可能性があります。また、特定技能2号に進むことで、長期的な在留や家族帯同も視野に入れることができます。

企業にとっては、人手不足の解消、多様な人材の活用、そして事業の活性化に繋がる可能性があります。それぞれの企業のニーズに合わせて、特定技能1号と2号を適切に活用することが重要です。

現在、Umiにほんごオフィスでは、特定技能ビザ取得を目指す外国人の方々に向けて、オンラインクラスを実施しています。経験豊富な講師陣による質の高い日本語教育に加え、各分野の試験対策も行っており、皆様の日本での新たなキャリアを全力でサポートいたします。 特定技能ビザに関する疑問やご不明な点がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。

この情報が、皆様の今後の活動の一助となれば幸いです。

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