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外国人向け日本語基礎テストとは

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JFT-Basic

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2025/05/15

JFT-basicと特定技能

日本で働くための基礎知識

今回は、日本で働くことを目指す外国人の方々、そして外国人材の採用を検討されている企業のご担当者様に向けて、JFT-Basic(日本語基礎テスト)と特定技能ビザの関連性について分かりやすく解説します。

 

以前の特定技能に関するコラムもご好評いただき、誠にありがとうございます(https://umi-international.com/blog/column/detail/20250429202222/)。今回は、より基礎的な日本語能力に焦点を当てて掘り下げていきましょう。

 

2. JFT-Basic(日本語基礎テスト)とは?

近年、日本で働くことを希望する外国籍の方が増えています。そうした中で、日本での生活や仕事に必要な基礎的な日本語能力を客観的に評価する試験として、国際交流基金が開発したのが「JFT-Basic(Japan Foundation Test for Basic Japanese)」です。

この試験の主な目的は、日本で生活したり、仕事をする上で必要となる、基本的なコミュニケーション能力を測ることです。例えば、日常生活での簡単な会話や、職場で指示を聞いたり、同僚に質問したりする場面を想定しています。

JFT-Basicは、コンピューターを使って行うテスト(CBT:Computer Based Testing)で、「読むこと」と「聞くこと」の2つのセクションで構成されています合否で判定されるのではなく、A1からA5までの5段階で評価されるのが特徴です。各レベルの日本語能力の目安は以下の通りです。

 

A1レベル: ごく簡単な個人的な情報や身の回りの具体的な事柄について、理解し、ごく簡単な表現を用いて伝えることができる。

A2レベル: 身近な話題について、簡単な文や表現を用いて、情報を交換したり、自分の考えや気持ちを伝えたりすることができる。

A3レベル: 日常的な事柄について、簡単な会話を理解し、行うことができる。

A4レベル: 社会生活に必要な基本的な会話や文章を理解し、表現することができる。

A5レベル: 幅広い話題について、ある程度自然な会話を理解し、行うことができる。

 

JFT-Basicとよく比較されるのが、日本語能力試験(JLPT)です。それぞれの試験には、目的や対象者、評価方法などに違いがあります。

 

項目    

JFT-Basic

                JLPT
主な目的  日本での生活・就労に必要な基礎的な日本語コミュニケーション能力の測定                                                             日本語を母語としない人の日本語能力を総合的に測定・認定
対象者 主に就労目的で日本に来る外国人 日本語学習者全般(学習目的は多様)
レベル A1〜A5の5段階評価 N1〜N5の5段階認定
試験形式 CBT形式(読むこと、聞くこと) マークシート形式(言語知識、読解、聴解)
試験内容の焦点 日常生活や職場で遭遇する基本的な場面での理解力・コミュニケーション能力 広範な文法・語彙知識、読解力、聴解力
結果の捉え方 具体的な日本語能力レベルを示す 合否判定とレベル認定

 

では、具体的にどのような人がJFT-Basicを受験するのでしょうか?主な層としては、以下のような方々が挙げられます。

特定技能ビザでの就労を目指す外国人: 特定技能ビザの申請要件の一つとして、JFT-BasicでA2レベル以上の評価を得ることが認められています。

日本での生活に必要な基礎的な日本語能力を証明したい人: 日本でのアルバイトや日常生活を送る上で、一定の日本語能力を客観的に示したいと考えている方。

日本語学習の成果を基礎レベルで確認したい人: これまでの日本語学習の成果を試したい、または今後の学習の指針を得たいと考えている初級レベルの学習者。

企業から日本語能力の証明として受験を推奨される人: 日本で外国籍の方を採用する企業が、入社後のコミュニケーション能力の目安として受験を推奨する場合があります。

 

3. 特定技能ビザとJFT-Basicの関連性

日本国内で人手不足が深刻な特定の産業分野において、一定の技能を持つ外国籍の方を受け入れるための在留資格が「特定技能ビザ」です。このビザを取得することで、外国籍の方は日本の企業で働くことができます。対象となる産業分野は、介護、建設、農業、漁業、飲食料品製造業、外食業、宿泊業など、12分野に及んでいます。

特定技能ビザには1号と2号があり、それぞれ在留期間や求められる技能レベル、家族帯同の可否などが異なります。特定技能1号の申請要件の一つとして、日本語能力を証明する書類の提出が求められます。その日本語能力を測る方法の一つとして、JFT-BasicでA2レベル以上の評価を得ることが求められています。もちろん、日本語能力試験(JLPT)のN4以上の合格でも要件を満たすことができます。

なぜ、特定技能ビザの申請において基礎的な日本語能力が求められるのでしょうか?それは、日本での安全で安定した生活を送るため、そして職場で円滑なコミュニケーションを図るための基盤となるからです。例えば、職場の安全に関する指示を理解したり、同僚と協力して作業を進めたり、日常生活で必要な情報を理解したりするためには、A2レベル程度の日本語能力が不可欠となります。

JFT-BasicでA2レベル以上の評価を得ることは、特定技能ビザの申請準備をスムーズに進めるだけでなく、日本での生活への不安を軽減し、 雇用主に安心感を与えることにも繋がります。

実際に、現在UmiにほんごオフィスのオンラインレッスンでJFT-Basic対策に取り組んでいるインターンシップ生の中には、その日本語能力と仕事ぶりが雇用主に高く評価され、インターンシップ期間終了後も継続して勤務を希望されている方がいらっしゃいます。雇用主からは、そのためにJFT-BasicのA2レベルに合格することを期待されているとのことです。これは、JFT-BasicのA2レベルが、日本での就労において必要最低限のコミュニケーション能力を示す指標として、企業にも認識されている証と言えるでしょう。

 

4. まとめ

JFT-Basicは、日本で働くための第一歩となる、基礎的な日本語能力を客観的に証明する重要な試験です。特に、特定技能ビザを目指す方にとって、JFT-BasicでA2レベル以上の評価を得ることは、日本での新たなキャリアを築くための重要なステップとなるでしょう。

Umiにほんごオフィスでは、JFT-Basic対策を含むオンライン日本語レッスンを提供しており、経験豊富な講師陣が、日本での就労を希望する皆様の日本語学習を丁寧にサポートいたします。JFT-Basicや特定技能ビザに関してご不明な点がありましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。

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